古民家再生
RENOVATION
【古民家再生 03】
~ 敷地内の牛小屋・納屋を、みんなが集まるパーティルームに! ~
2018.11~2019.07
《 概要 》
所在地:京都府南丹市園部町
工事期間:約4ヶ月
再生前建物面積:88㎡
所在地:京都府南丹市園部町
工事期間:約4ヶ月
再生前建物面積:88㎡
古い家に付属で付いていた「牛小屋」と「納屋」。ここをリノベーションして、
多国籍の人がたくさん集まる国際交流のパーティルームに生まれ変わりました。
元々2階建ての建物の2階をなくし、1階からの吹き抜けとして天井の梁を見せるデザインとした事で、 住居ではなかなか出せない開放感のある仕上がりになりました。
元々2階建ての建物の2階をなくし、1階からの吹き抜けとして天井の梁を見せるデザインとした事で、 住居ではなかなか出せない開放感のある仕上がりになりました。
メインギャラリー
Gallery
古民家再生 ビフォー→アフター
Before After
Before1
《建物外観》
パーティルーム正面入り口です!
入口の引き戸は、蔵の扉を使っています。その左にはアクセントに車輪のオブジェをつけました。
《建物外観》
パーティルーム正面入り口です!
入口の引き戸は、蔵の扉を使っています。その左にはアクセントに車輪のオブジェをつけました。
After1
Before2
《元、牛小屋》
元々牛小屋だった建物を大改造、ソファを置いてくつろげるスペースとなりました。 写真では隠れていますが手前には畳敷きの和室があり、家具が置かれています。
《元、牛小屋》
元々牛小屋だった建物を大改造、ソファを置いてくつろげるスペースとなりました。 写真では隠れていますが手前には畳敷きの和室があり、家具が置かれています。
After2
Before3
《元、納屋》
元々2階建ての納屋だった建物を古民家再生、2階の天井を落とし、1階からの吹き抜けにして梁の天井を 直接見上げられる開放感あるスペースとなりました。大勢で集まって歓談するのにぴったりの空間です。
《元、納屋》
元々2階建ての納屋だった建物を古民家再生、2階の天井を落とし、1階からの吹き抜けにして梁の天井を 直接見上げられる開放感あるスペースとなりました。大勢で集まって歓談するのにぴったりの空間です。
After3
Before4
《カフェスペース》
部屋の一角にカウンターを作りました。大勢の人が集まって歓談するこのパーティルーム、カウンターでゆったりカフェタイムを楽しめます。
《カフェスペース》
部屋の一角にカウンターを作りました。大勢の人が集まって歓談するこのパーティルーム、カウンターでゆったりカフェタイムを楽しめます。
After4
Before5
《梁の天井》
牛小屋、納屋ともに、木の梁の天井を黒く着色しました。下から見上げると大迫力です。
《梁の天井》
牛小屋、納屋ともに、木の梁の天井を黒く着色しました。下から見上げると大迫力です。
After5
こだわりポイント&ギャラリー
Pick Up
《蔵の扉》
パーティルーム入口の引き戸はかなり厚みがあり重厚感を感じるデザインです。 この引き戸、実は元々蔵の扉だったものを再利用しています。
とても重そうに見えますが、きちんとレールを敷いていますので、開閉はかなりスムーズなんですよ。
パーティルーム入口の引き戸はかなり厚みがあり重厚感を感じるデザインです。 この引き戸、実は元々蔵の扉だったものを再利用しています。
とても重そうに見えますが、きちんとレールを敷いていますので、開閉はかなりスムーズなんですよ。
《大黒柱》
写真少し左に見えるひときわ太い柱、これがこのパーティルームの「大黒柱」です。 他の古民家で使われていた柱を解体の時に保存しておき、今回この建物にぴったりという事で大黒柱として再利用しました。
建物の真ん中に堂々と立つ様は、お部屋の良いアクセントになっています。
写真少し左に見えるひときわ太い柱、これがこのパーティルームの「大黒柱」です。 他の古民家で使われていた柱を解体の時に保存しておき、今回この建物にぴったりという事で大黒柱として再利用しました。
建物の真ん中に堂々と立つ様は、お部屋の良いアクセントになっています。
パーティルーム入口から室内を一望
吹き抜けで天井の梁が見えます
白塗りの壁
元々牛小屋だったスペース
キッチンテーブルは木製
キッチン
左のドア付近が再生前は外の通路だった部分
オーナーさんこだわりのキッチン照明
牛小屋が和室に変身
アンティーク風の外灯
ほぞで組まれた梁
解体した木材で良いものは、他の古民家再生現場で使うため保管をします
【古民家再生工事の様子】
~ 敷地内の牛小屋・納屋を、みんなが集まるパーティルームに! ~
2018.11~2019.07
2017年
― 改装前 ―
今回の古民家再生のポイントは、母屋ではなく「納屋」でした。
写真は敷地内に建つ小屋の内部なのですが、何のための部屋かお分かりでしょうか?
実はこの部屋は「牛小屋」…昔はここに牛が繋がれていたのです!
写真は敷地内に建つ小屋の内部なのですが、何のための部屋かお分かりでしょうか?
実はこの部屋は「牛小屋」…昔はここに牛が繋がれていたのです!
そしてこちらは、農業をされていた昔の家には必ずある「納屋(農機具小屋)」。
農業道具や機械を置いておくための部屋で、住宅の普通の部屋以上の大きさがあります。
至る所が崩れ、見るからに古めかしく、人が住んで暮らすのはちょっと…というこのスペースを、 今回古民家再生でパーティルームに生まれ変わらせる事になりました。
農業道具や機械を置いておくための部屋で、住宅の普通の部屋以上の大きさがあります。
至る所が崩れ、見るからに古めかしく、人が住んで暮らすのはちょっと…というこのスペースを、 今回古民家再生でパーティルームに生まれ変わらせる事になりました。
2018年
― 牛小屋、納屋、完全スケルトン状態に ―
壁や床などを撤去し完全スケルトン状態になった牛小屋です。
こちらは納屋。右端に見えるのは2階への階段です。
再生後は2階は吹き抜けとなるのですが、理由あって今の段階ではまだ残しています。
再生後は2階は吹き抜けとなるのですが、理由あって今の段階ではまだ残しています。
《解体部分》
今回は、牛小屋、納屋、その間を通る外の通路を繋げて一つの建物へ生まれ変わらせます。 そのため建物内部だけでなく外へ通じる壁なども一部撤去しています。 左に少しだけ見えているのが納屋と通路です。
《梁天井》
牛小屋の天井。立派な梁が通っています。
2019年 4月
― 古民家再生工事スタート! ―
いよいよ再生工事スタートです!
2枚目の写真は、1枚目の写真の階段を上った先の2階天井で、天井の梁を黒く着色すべく小さなスプレーで作業中です。
この写真、天井の半分ほどしか映っていませんので、広さ的にはこの倍はあるのです。
加えて、家の外の大きな軒下にも着色を施します。
小さなスプレーで梁の一つ一つを手作業で丁寧に着色する作業…なかなか根気のいるフェーズです。
この作業のために2階部分はまだ落としていません。
2枚目の写真は、1枚目の写真の階段を上った先の2階天井で、天井の梁を黒く着色すべく小さなスプレーで作業中です。
この写真、天井の半分ほどしか映っていませんので、広さ的にはこの倍はあるのです。
加えて、家の外の大きな軒下にも着色を施します。
小さなスプレーで梁の一つ一つを手作業で丁寧に着色する作業…なかなか根気のいるフェーズです。
この作業のために2階部分はまだ落としていません。
《梁の着色》
2階天所の梁に着色する様子です。
《再生する建物は…》
奥が牛小屋、通路を挟んで、手前が納屋です。合わせるとL字型です。これらを合わせて1つの建物に再生します。
2019年 5月
― 梁天井完成! ―
納屋の2階天井の梁の着色が完了!白壁とのコントラストも効いて迫力があります。
《白壁》
納屋の2階の壁塗りも完了。これで2階も必要なくなりましたので、床を解体して1階からの吹き抜けにします。
《外壁》
完全スケルトン状態の牛小屋&納屋に、少しづつ壁が入ります。
《ほぞ》
古民家は釘を使わず、木材の”ほぞ継ぎ”で作られています。片方に突起を作り、もう片方にそれに合う穴を掘り組み合わせて繋ぎます。 このぴったりさが、正に職人技です。
《燕…!!》
納屋の天井に燕の巣が!親鳥と6匹の雛のエサやり風景を激写しました。巣の保護のため、その周辺の再生工事は後回しに!
2019年6月
― 完成直前 ―
牛小屋が大分生まれ変わりました!元の面影がありませんね。
中央手前の大きな柱は、この建物の大黒柱です。存在感があります。
中央手前の大きな柱は、この建物の大黒柱です。存在感があります。
こちらは生まれ変わった、元々納屋だった部分。
2階の床は落とし、1階からの吹き抜けで直接梁天井を見上げる事ができます。
2階の床は落とし、1階からの吹き抜けで直接梁天井を見上げる事ができます。