2019年に入り、神戸にて新たな出会いがありました!
そもそも弊社が主に取り扱う「古民家」「田舎暮らし」は、日本においてニッチな需要です。
近年田舎暮らしに対する憧れは高まっていますが、やはり都会での新築を選ばれる方の方が多く、
「古民家」となりますと、ますます住まれる方も少なくなります。
そんな中、日本ではなく、外国の方にこそ受けるのでは…という発想から、
弊社では2018年から古民家の「海外展開」を目指してきました。
そして!
海外のお客様に弊社の古民家情報を発信して頂いている神戸の不動産会社coreeightさんから、
「外国の方で日本文化に興味があるこんな面白い人がいますよ~」とご紹介頂き、
神戸まで出かけてきました!
素敵なコラボができそうな予感です。
≪ 「古民家」×「IT」 ≫
アメリカからお越しの、ブライアンさん&コルマンさん!
お二方はITをメインにサービスを提供されています。
建物内のネットワークやサーバ関係、建物のセキュリティなどを、ITで一括管理。
さらにはシステムを遠隔操作&管理する事で、どこにいてもサポート体制万全、という仕組みです。
古民家とITがどう繋がるのか…?
私達は「仕事」に注目しました。
田舎暮らしをするにあたり大きなハードルになるのが、移住者さんの仕事問題です。
古民家と職場をITで繋ぎ、遠方であってもスムーズに仕事ができるようになれば、
田舎暮らしをしながら遠方や都会の会社で働く事ができるのではないか…
また、見た目が古民家でも、中に入ればとんでもなくITを活用した古民家、
というのも新鮮で面白そうではないでしょうか!?
ちなみに、お二方は仕事を全て遠隔操作・・・日本にいながらアメリカの仕事をされています。
そのため、「知人は僕らがアメリカにいると思ってるんじゃないかな~」との事(笑)
IT技術の真骨頂ですね。
≪ 「古民家」×「ひのき風呂」 ≫
神戸のイタリア人一級建築士のヤコポさん!
なんと日本のひのき風呂を海外へ輸出されています。
その数なんと、48か国に500個以上とのこと!!
ヤコポさんは日本の古い技術や建物をもっと尊重すべきと考えていらっしゃる方で、
過去に壊される予定の茶室や古民家を移築した事もあるそうです。
弊社の古民家にヤコポさんのお風呂が入ったり、
ヤコポさんデザインの古民家が誕生したり・・・将来あるかもしれません!?
お土産に頂いた携帯温泉!ひのき風呂を作ることができない方のために、お風呂に入れるだけでひのき風呂の雰囲気を味わえるセットなんだそうです。
「確かにこれだとどこにいてもひのき風呂が堪能できる!」「いい香りですね!」
≪ 「古民家」×「アカデミー」 ≫
イタリア人建築士ヤコポさんとの出会いから数か月後・・・更なる話し合いに再び神戸へ!
話の中で、お互いに同じ問題に直面している事が分かったからです。
弊社が主に手掛ける古民家では、古民家再生を手掛ける専門職人さんが激減しています。
一方のヤコポさんも、ひのき風呂職人さんの高齢化と減少に悩まれているそう。
関係のある職人さんの最年少が60歳強・・・後継ぎが育っていないのです。
日本の文化を担う人材が育っていない状況で、
お互いが何かできる事はないだろうか・・・と考えた結果、
職人を育てる「アカデミー」を作れば良いのではというアイデアが出てきました!
ただ今計画案を考案中です。 「アカデミー」プロジェクトがどうなるか・・・ご期待下さい。
≪ おわりに ≫
古民家と新しいコラボレーションが実現しそうな出会いでした。
2020年にはあっと驚くご報告ができるかもしれません!?